千葉核医学技術研究会
技術情報・基礎編・学生向け
ガンマカメラの撮像機構

ガンマカメラ構造
ガンマカメラ原理図 「核医学ハンドブック 監修:鳥塚莞爾 編著:小西淳二 金芳堂」より引用

 シンチレータ( 図ではNaI(Tl)結晶 )はγ線を吸収すると吸収したエネルギーに応じた強さの光を発する。その光は光電子増倍管に入り、電気信号に変えられ増幅される。
 光は1本の光電子増倍管に入るわけではなく、何本かの光電子増倍管に入る。当然、光った位置すなわちγ線が入射した位置に近い光電子増倍管ほど強い光が入る。
 電気信号は入ってきた光の強さに応じた大きさになる。その電気信号は位置演算回路に送られ、各光電子増倍管から送られてきた電気信号の大きさから、γ線が入射した位置が計算される。
 各光電子増倍管からの電気信号の総和は入射したγ線のエネルギーに比例する。電気信号は加算され波高分析器に送られ、入射したγ線のエネルギーが計算される。


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