千葉核医学技術研究会
技術情報・基礎編
SPECTRUM集
コリメータ装着時は10cmの距離に点線源を、コリメータ未装着時は3mの距離に鉛筒の中に点線源をそれぞれ置き、SPECTRUMを得た。
 使用機種:SIMENS社製E.CAM LMEGPコリメータのみ東芝E.CAM
 実験に使ったMEGPはE.CAM発売当初のもの。今のE.CAMにはMELPという、MEGPよりもう少し遮蔽能力の高いコリメータがセット販売されている。

Tc-99m LEHR
Tc-99m:LEHR

I-123 コリメータなし
Tc-99m:LEHR

I-123 LEHR
Tc-99m:LEHR

I-123 LMEGP
Tc-99m:LEHR

I-123 MEGP
Tc-99m:LEHR

I-123ではLEHRコリメータを装着すると散乱線含有率が高くなる。
これは、コリメータ隔壁での散乱線が増えるからではない。
斜入した159keVガンマ線は隔壁に遮蔽されやすいのに対して、529keVガンマ線は隔壁を透過しやすい。
つまり、159keVガンマ線は直角に近い角度のものしかシンチレータに入射しないが、
斜入した529keVガンマ線由来の散乱線はシンチレータに入射しうる。
したがって、529keVガンマ線由来の散乱線がシンチレータに到達する確率が相対的に高くなるからである。

Ga-67 コリメータなし
Tc-99m:LEHR

Ga-67 LEHR
Tc-99m:LEHR

Ga-67 MEGP
Tc-99m:LEHR

Tl-201 LEHR
Tc-99m:LEHR




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