部分容積効果 Partial Volume Effect (理論編)
点線源profile curveは広がりをもつ。すなわちpoint spread function(PSF・点広がり関数)。
点線源がふたつ並ぶと、profile curveは重なり合うので、実際のprofile curveは紫色のcurveとなる。
だから、点線源ひとつよりもふたつ並んだ方が、ふたつよりも3個並んだ方が、countは大きくなる(「真の値に近づく」とも考えられる)。
では、
- 線源がもっと並んだら、どうなるのか?
すなわち面積が増えていったら、どうなるのか?
面積が増えれば増えるほど、countは上限なく増え続けるのか?
- SPECTではどうなるのか?
- ふたつ並んでいる線源が離れていったらどうなるのか?
答えは、
- 一定の数より多くなった場合、カウントは増加しなくなる。
- SPECTでも部分容積効果は起こる。
- 点線源がFWHM以上離れた場合に2つの点を分解できる。
であるが、それぞれ下記の項目にて、今後実験結果を公表していく予定です。
- 部分容積効果 プラナー編2
- 部分容積効果 SPECT編
- FWHMの重要性について(なぜFWHMを求めるのか)
部分容積効果シリーズは
文章、実験:東京歯科大学市川総合病院 小野寺晋志
監修:千葉県循環器病センター 柳沢正道
でお送りしています。
技術情報・基礎編に戻る
メインに戻る
(c)Copyright 2002,The Society of Nuclear Medicine Technology in CHIBA