部分容積効果 Partial Volume Effect (理論編)

PSF図
点線源profile curveは広がりをもつ。すなわちpoint spread function(PSF・点広がり関数)。
点線源がふたつ並ぶと、profile curveは重なり合うので、実際のprofile curveは紫色のcurveとなる。
だから、点線源ひとつよりもふたつ並んだ方が、ふたつよりも3個並んだ方が、countは大きくなる(「真の値に近づく」とも考えられる)。

では、
  1. 線源がもっと並んだら、どうなるのか?
    すなわち面積が増えていったら、どうなるのか?
    面積が増えれば増えるほど、countは上限なく増え続けるのか?
  2. SPECTではどうなるのか?
  3. ふたつ並んでいる線源が離れていったらどうなるのか?

答えは、
  1. 一定の数より多くなった場合、カウントは増加しなくなる。
  2. SPECTでも部分容積効果は起こる。
  3. 点線源がFWHM以上離れた場合に2つの点を分解できる。
であるが、それぞれ下記の項目にて、今後実験結果を公表していく予定です。
  1. 部分容積効果 プラナー編2
  2. 部分容積効果 SPECT編
  3. FWHMの重要性について(なぜFWHMを求めるのか)


部分容積効果シリーズは
文章、実験:東京歯科大学市川総合病院 小野寺晋志
監修:千葉県循環器病センター 柳沢正道
でお送りしています。


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