部分容積効果 Partial Volume Effect (プラナー編)
同じ濃度のTc-99m水溶液を満たした、同じ太さ・容積の線線源を6本用意した。
次のように検出器に置き、撮像した。
1本 10cmの間隔 2本 10cmの間隔 3本
2本および3本の線源は密着させて、重ならないように並べた。
使用機種:SIMENS社製E.CAM コリメータ:LEHR
線線源画像:上から3本、2本、1本
Profile Curve:左から3本、2本、1本
単純に考えると、同じ濃度なわけだから、Profile Curveのピークは同じcountになるように思える。
だが、実際には3本並べたときが一番countが高く、1本しか置かなかったときが一番countが低い。
これはつまり、同じ濃度の放射能分布でも、面積が大きいほどcountは高くなることを示す。
これが部分容積効果である。
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