収集角度範囲によるSPECT画像の違い アーチファクト
使用機種 : SIMENS社製E.CAM(2検出器ガンマカメラ)
使用ファントム : JIS SPECT PHANTOM AZ-660(安西総業)
写真左の容器の矢印のところは、直径約3cmの円柱筒になっており、白いキャップをはずし、水溶液を充填できる構造になっている。
円柱筒は7本ある。そこに同濃度のTc-99m水溶液を満たし、寝台パレットの上にのせ、SPECT収集した。
SPECT収集は、
1.2つの検出器を対向にし、360度円軌道収集。
2.2つの検出器を対向にし、360度楕円軌道近接収集。
3.2つの検出器を76度にし、208度楕円軌道近接収集。(下図)
SPECT画像
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円軌道360度 |
楕円軌道近接360度 |
楕円軌道近接208度 |
- 円軌道360度では、中心の像のcountが低くなっている。
像はほぼ真円。
- 円軌道近接360度では、中心の像のcountが低くなっているが、円軌道360度ほどではない。
像は真円に近いが、多少歪んでいる。
- 楕円軌道近接208度では、検出器が回ってこなかった側のcountが低くなっている。
像は歪んでいる。
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